ジャーナリングがもっと深まる!~テーマを決めて効率よく自省~

ジャーナリング

「ジャーナリングを始めたけれど、何を書けばいいか分からなくて手が止まってしまう…」

「いつも同じようなことばかり書いてしまう…」

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、この記事がきっと役に立つでしょう。

ジャーナリングは、ただ日々の出来事を記録するだけではありません。

自分自身と深く向き合い、未来をデザインするためのパワフルなツールです。そして、その鍵を握るのが「お題」、つまりジャーナリングプロンプトの活用です。

この記事では、あなたのジャーナリングをさらに深め、自己理解や目標達成に繋げるためのジャーナリングテーマ活用術を徹底的に解説します。


なぜ「お題」を使うべきなのか?

ジャーナリングがスムーズになり、思考が深まる

お題、つまりジャーナリングプロンプトは、あなたの思考の羅針盤のようなものです。いざペンを持ってノートに向かっても、意外と何を書けばいいか思い浮かばないことがありますよね。

そんな時にお題があれば、次のようなメリットがあります。

  • 思考のきっかけになる 白いページを前に「何を書こう?」と迷う時間をなくし、すぐに書き始めることができます。
  • 思考を深掘りする 普段意識しないような感情や考えに焦点を当て、深く掘り下げる手助けをしてくれます。
  • 多角的な視点を持つ 一つの出来事や感情に対して、様々な角度からアプローチできるようになり、新たな気づきや発見を促します。
  • マンネリを打破する いつも同じテーマになりがちなジャーナリングに変化を与え、新鮮な気持ちで取り組むことができます。

ジャーナリングの最も基本的な目的の一つは、自分自身を深く理解することです。

心の奥底にある感情や思考に光を当てるお題を積極的に活用してみましょう。


ジャーナリングテーマ・お題の紹介

自分を知るためのお題を試してみよう

心の奥底にある感情や思考に光を当て、自分自身を深く理解するためのお題です。

Q1. 今、夢中になっている、またはこれからやってみたい趣味は何ですか?その魅力はどこにあるのでしょう?

あまり深く考え込まずに、少しでも「いいな」「楽しそう」と感じることを書き出してみましょう。

何がきっかけで興味を持ったのかを書き添えると、あなたの好奇心や情熱の源が見えてくるはずです。

Q2. これまで、どんなモノや体験に一番お金を使ってきましたか?

自分のお金をかける対象を振り返ってみると、あなたが本当に何を大切にし、どんなことに価値を見出しているのかがはっきりと見えてくるかもしれません。

Q3. 仲の良かった人はどんなタイプでしたか?そして、人との理想の距離感はどんなものでしょう?

これまでの人間関係を振り返り、どんな人といる時に心地よかったかを考えてみましょう。そうすることで、あなたが大切にしたい人間関係の形や、自分を守るための最適な人との距離感が分かってきます。

Q4. どんな仕事をしているときに、最も「やりがい」を感じますか?

やりがいを感じる瞬間を具体的に書き出すことで、あなたのモチベーションの源泉や、今後のキャリアを進める上での大切な指針が見えてくる可能性があります。


ライフプランを描くためのお題(未来)に取り組んでみよう

漠然とした未来ではなく、具体的なイメージを持つことで、行動の方向性が見えてきます。

短期的な未来(1年後〜3年後)

まずは手の届きやすい範囲から具体的に想像してみましょう。

Q1. 1年後の今日、あなたはどんな自分になっていたいですか?そのために、どんな変化が必要でしょう?

仕事、プライベート、人間関係、健康など、あらゆる側面から理想の姿を具体的にイメージしてみてください。具体的に描けば描くほど、必要な変化が見えてきますよ。

Q2.今後3年間で、個人的に達成したい目標を3つ挙げてください。

貯蓄額のような数字で測れるものだけでなく、新しいスキルの習得や、これまで経験したことのない挑戦なども含めて考えてみましょう。

Q3. もしお金や時間の制約が一切なかったら、来年一番やってみたいことは何ですか?

これは純粋な願望や、本当に心から求めていることに気づく大きなヒントになります。遠慮なく、自由に想像力を働かせてみてください。

長期的な未来(5年後〜10年後、またはそれ以上)を考える

より大きな視点で人生の方向性を考えます。

Q4. 5年後のあなたの理想の日常は、どんな様子だと思いますか?(朝起きてから夜寝るまでを具体的に描写してみてください)

誰と、どこで、どんな仕事をして、どんな趣味を楽しみ、どんな気持ちで毎日を過ごしているかを詳しく描いてみましょう。具体的なイメージを持つことで、未来への一歩が踏み出しやすくなります。

Q5. 10年後、あなたはどんな「人」になっていたいですか?そのために、今からどんな経験を積んでいきたいですか?

役職や地位だけでなく、人間性、知識、スキル、人間関係など、内面的な成長に焦点を当てて考えてみましょう。どんな自分になりたいかが見えてくると、今の行動も変わってくるはずです。

Q6. あなたの人生の「終わり」を想像してみてください。その時、どんな人生だったと振り返りたいですか?

この問いは、逆算思考で今の生き方を考えるためのものです。今この瞬間をどう生きるべきか、何に力を入れるべきかが見えてくるかもしれません。


目標の立て方と達成のためのお題:行動に落とし込むヒント

ジャーナリングを通じて自己実現を加速させる重要なステップです。

目標を明確にするお題で漠然とした考えを具体化する

漠然とした「〜したい」を、具体的で達成可能な目標に変えていきます。

Q7. 今、あなたが最も達成したい目標は何ですか?(一つに絞ってみましょう)

SMART目標を意識して、具体的で、測定可能で、達成可能で、関連性があり、期限が明確な目標を設定してみてください。例えば、「来年の〇月までに、〇〇の資格を取得する」のように考えてみましょう。

Q8. その目標を達成したら、あなたはどんな感情を味わい、どんな変化が訪れると思いますか?

達成した時の喜びや、それによって得られる具体的なメリットを想像してみてください。その感情をありありと思い描くことで、モチベーションがぐっと高まります。

Q9. なぜ、その目標を達成したいのですか?(あなたの深い動機は何ですか?)

表面的な理由だけでなく、「なぜそれが本当にやりたいのか」「それが自分にもたらす本質的な価値は何なのか」を深く掘り下げてみましょう。あなたの心の奥にある本当の願いが見えてくるはずです。

目標達成のための計画と行動を促すお題で具体的なステップを見つける

目標に向かって具体的に何をすべきか、思考を整理します。

Q10.その目標を達成するために、今日からできる小さな一歩は何ですか?

大きな目標を細分化して、最初に何をするべきかを明確にしてみましょう。そうすることで、行動へのハードルがぐっと下がります。

Q11.目標達成を妨げる可能性のある障害は何ですか?それらにどう対処しますか?

「どんな壁にぶつかりそうか」を事前に予測し、それに対する対策を考えてみてください。あらかじめ準備しておくことで、途中で挫折しにくくなります。

Q12.目標達成に向けて、どんなスキルや知識が必要だと思いますか?それをどうやって習得しますか?

目標を達成するために、自分に足りない要素を洗い出してみましょう。そして、それをどう学ぶか、具体的な学習計画を立てるきっかけになります。

Q13.誰かに協力をお願いするとしたら、どんなことについて助けてもらいたいですか?

一人で全てを抱え込まず、周りの人にサポートを求める視点を持ってみましょう。誰かの力を借りることで、目標達成がもっとスムーズになるかもしれません。


お題を活用する際のヒント

直感的に書き、時間を決め、深く掘り下げることが重要

  • 直感を信じる 質問を読んで最初に頭に浮かんだことを書き出すのが最も効果的です。考えすぎずに、心のままにペンを動かしましょう。
  • 時間を決める 5分、10分など、時間を決めて集中して書くと、思考が途切れにくくなります。
  • 深掘りを意識する 「なぜ?」「どうすれば?」という問いを自分に投げかけながら、さらに思考を深めてみましょう。
  • ネガティブな感情もOK ポジティブなお題だけでなく、不安や怒りといったネガティブな感情に関するお題にも向き合うことで、心のデトックスになります。
  • 繰り返し使う 同じお題でも、書くたびに新たな気づきがあるものです。定期的に同じお題に取り組んでみましょう。

まとめ:お題はあなたの内なる声を引き出す魔法の杖

ジャーナリングのお題は、あなたの内なる声を引き出し、普段意識しないような深い思考や感情に気づかせてくれる「魔法の杖」です。

「自分と向き合う」「ライフプランを描く」「目標を立てる」という各テーマのお題を活用することで、あなたはより深く自己を理解し、漠然とした未来を具体的なものに変え、そして夢や目標に向かって着実に歩みを進めることができるでしょう。

もしジャーナリングがマンネリ化していると感じたら、ぜひ今日からこれらの「お題」を試してみてください。きっと、新たな発見と、わくわくするような未来があなたを待っています。

さあ、ペンを取り、あなただけの内なる旅を始めましょう。

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